
163年の歴史を持つ金陵東路(上海市黄浦区)は、何世代にもわたる上海人の物語の積み重ねを受容してきた。そして今、新たな活力を得て、伝統と現代を融合させて飛躍しようとしている。近い将来、修復と改修工事を経て、この上海で唯一無二の騎楼街*は、きっと新しい時代ならではの輝きを見せることになるだろう。
(*騎楼:香港から上海までの華南地区の幅広い地域に多数残る建築スタイル。一階部分の道路側が、2階以上の部分を屋根としたアーケードとなった多層建築)


金陵東路は、上海で唯一の「騎楼建築スタイル」のアーケード道路である。100年近く前に建てられた道沿いの騎楼は整然と軒を並べ、1キロメートル以上にも及ぶ、壮大な道路景観を形成している。


金陵東路は昔、「公館馬路」とも「法大馬路」とも呼ばれていた。騎楼がびっしりと立ち並ぶというのは金陵東路の最大の特徴であるが、東南アジアの騎楼とは異なり、金陵東路の騎楼はより高く、軒端が統一されている。
過去200年にわたる上海の発展と変遷を見守ってきた
金陵路地区は歴史も文化的な厚みもあり、上海の開港以来、重要な交通の要衝として、また商業の中心地として重要な役割を果たしてきた。この街は歴史にゆかりのある場としても有名であり、特筆すべきは、旧フランス領事館、上海初の居民委員会、『新青年』雑誌店などがこの地区にあったことである。このユニークな歴史地区は、過去200年にわたって上海の発展と変遷を黙々と見守ってきた。
上海初の住民委員会

宝興里は黄浦区の金陵東路、福建南路、浙江南路、寧海東路の間に位置する。上海解放からわずか数ヶ月後の1949年9月、宝興里で住民自治組織設立の準備が始まり、同年12月には「宝興里居民福利聯誼会」が発足した。これは上海初で最も早く設立された住民自治組織である。
1951年4月、宝興里居民福利聯誼会は「宝興里居民委員会」と改称され、上海で最初の居民委員会が誕生した。そのため、宝興里住民委員会は「申城初の居民委員会」(申城:上海の別称)とも呼ばれている。
海派金陵路、活力のある新回廊

8月23日午前、嘉里金陵路プロジェクトの定礎式及び起工式が行われた。延床面積が約66.3万平方メートルの当街区は、住宅・オフィス・商業施設・ホテルなど、様々な業態で構成されるランドマーク級の超大型都市総合街区となる。建設工事は2027年から2029年にかけて段階的に完成する予定である。

特筆すべきは、このプロジェクトで保護される建物の面積が約12.4万平方メートルにも及ぶこと、なかでもユニークな風情のアーケードを備えた旗艦商業大通りが800メートル以上にも及ぶことである。(翻译:罗静;审核:傅梦菊)
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