
上海で制作され、上海を舞台にしたテレビドラマ『繁花』は、昨年12月27日にCCTV-8で放送を開始し、口コミサイト豆瓣で8.1点(10点満点)の高評価を獲得し、まさにお正月の大ヒット作となった。王家衛監督、胡歌、馬伊琍、唐嫣、辛芷蕾ら出演のこのドラマは、1990年代の上海の繁栄を描いている。
現在、ドラマは放送の半分を過ぎており、ドラマに登場した俳優、衣装、グルメ、名所などは、いずれもネットで話題が尽きない。多くのネットユーザーもトレンドに乗って俳優と同じ服を買ったり、話題のスポットに殺到したりしている。今回、このドラマで人気沸騰となったものの楽しみ方を紹介する。
グルメ


ドラマの主人公である阿宝が「糟魚は七宝で、鶏の爪は川沙で、漬物は朱家角で、餅は崇明で食べるべし」と言った。上海の知る人ぞ知るグルメが簡潔なセリフに凝縮されて表現された。また、ドラマの中では、泡飯(茶漬けのようなご飯に湯や汁をかけてできるもの)、油墩子(かき揚げ)、四大名物の「大饼、油条、粢饭糕、豆浆」(それぞれ小麦粉でできた平たい餅、揚げパン、白ご飯を揚げたもの、豆乳)、利口福(飲食チェーン店)など、バラエティーに富んだ上海人の食生活が描き出されている。
道路
『繁花』で大人気となった道路は、間違いなく黄河路と進賢路であろう。
このドラマの黄河路は92年の上海ではなく、むしろ香港のようだと言う人がいるが、生粋の上海人によれば、90年代の黄河路はとても栄えていたので、ドラマの中のシーンはかなり忠実に再現されているという。
現在の黄河路は90年代の華やかさを失ってしまったが、昔の上海の面影を色濃く残している。その中、最も賑やかな場所は100年以上の歴史を持つ国際飯店である。同ホテルの前は、今でも蝴蝶酥(源氏パイみたいなチョウチョの形のパイ)を買い求める人で長蛇の列ができている。
ランドマーク
ドラマの冒頭では、この時代の大手ホテルでありながら、主人公の阿宝の拠点でもあった和平飯店の紹介が細かく行われた。数百年の歴史を誇る和平飯店は、時を経ても親しまれている。このホテルに宿泊しなくても、玄関前で記念写真を撮る世界各地からの観光客が大勢いる。
宿泊予約サイトのデータによると、和平飯店のイギリススイートルームは178平方メートルで、1部屋、2ホール、2バスルームから構成されていた。ドラマによると、1992年当時、80ドルと中国タバコ2箱でこのようなスイートルームに1泊できたという。
明らかに、和平飯店は『繁花』の大ヒットによる恩恵がもたらされ、この機に乗じて様々なプランを打ち出した。現在、ドラマと同タイプの部屋の名称は「英国繁花スイートルーム」に変更されたほか、『繁花』とコラボの2人用セットメニューも提供されている。このセットには、干炒牛河(焼きキシメン)やスペアリブ餅など、ドラマによく登場する料理も含まれている。
景勝地
ドラマの原風景を探すなら、上海影視楽園という4A景勝地へ行くしかない。 この景勝地は、中国で最初に建設・オープンした主要な映画・テレビ撮影拠点のひとつだ。
2020年、同撮影所は『繁花』の撮影チームを受け入れる前、進賢路と黄河路の原風景を復元した。ドラマの中で辛芷蕾氏が演じた李李が運営する至真園は、現在も影視楽園の黄河路にある(当面は一般公開されておらず、後日オープン予定)
画展
作家でありながら画家である金宇澄氏が、小説『繁花』の出版を機に、挿絵という新たな世界を開拓したということを知らない人がたくさんいるようだ。
1月28日まで上海東一美術館で開催される「繁花——金宇澄画展」は、金宇澄氏が過去10年間に制作した12シリーズ、200点余りの原画を厳選して、今までにない大規模な集中展示を行う画展である。同展は、金宇澄氏の芸術作品を通して、彼の画家としての芸術的感性や作風の変遷を展示している。 (翻译: 罗静, 审稿: 傅梦菊)
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